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まーりぼん、ぼん♪

5歳の時にうちの子になったコーギー、まりぼんとの日々です。

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血管肉腫という病気 fan 

ファンチャの脾臓摘出術・肝臓生検術は昨年の5月25日でした。

月に何度もカフェのリハビリ通院のお伴として病院に行っていたのに、気付いてやれなかった無念さ。
そろそろ定期検査の時期かな?と思っていたのに、その検査をフィラリアの血液検査の時期までずらしてしまった無念さ。
年末からの数ヶ月がカフェの車椅子の2輪から4輪への変更時期で、その4輪入手までの期間が飼い主にとって加重ストレスとなり、その所為でファンチャに負担を掛け過ぎてしまったことがファンチャのストレスとなり、発病・転移を招いたのではないかと。

・・・取り戻せない後悔ばかり。

カフェを送った後に、車椅子のカフェとでは行けなかった散歩コースにもまた連れて行ってやろう、いっつも後回しになっていたこの子をしっかり構ってやろうと思っていました。まさかファンチャを先に送るなんて思いもしていなかった・・・。


受診前のファンチャ

病理組織診断名
脾臓:血管肉腫、hemangiosacoma
肝臓:結節性過形成、nodular hyperplasia

組織所見など
 摘出された脾臓の腫瘤部では広範囲に高度の出血壊死が認められたが、しばしば紡錘形が主体の異型細胞が赤血球を入れたスリットや血管腔を形成しつつ増殖していた。腫瘍細胞は細胞質に乏しく、クロマチンが豊富で時に明瞭な核小体を入れた類円形~類円不整形の異型核を有していた。核分裂像はごく少数確認された。腫瘍細胞が蜜に増殖し、スリットや血管腔が乏しい部位も認められた。腫瘤周囲の被膜は線維性に肥圧しており、周囲脂肪細胞で線維増生を伴いながら形質細胞やリンパ球が多数浸潤していた。腫瘤以外の部位ではうっ血がみられ、被膜にときに鉄沈着結節が形成されていた。癒着した大網では出血がみられたが、腫瘤細胞の波及は確認されなかった。
 肝臓では脾臓の腫瘍の転移巣は認められなかった。結節部ではやや肥大した肝細胞が本来の肝細胞索を模倣して索状に増殖しており、しばしば門脈索や中心静脈の構造が認められた。これらの肝細胞は顆粒状~空胞状を呈する豊富な細胞質と類円形核を有し、核異型は乏しかった。結節と周囲組織の境界は明瞭であったが、境界部に被膜は認められなかった。

 血管肉腫は血管内皮細胞由来の腫瘍性病変で、身体の様々な部位で発生し得るが、犬では皮膚よりも脾臓や右心房など内臓での発生がより多い。脾臓で発生した場合、結節性増生や血腫と類似した肉眼所見を示す。内臓に発生する血管肉腫は臨床的悪性度の高い腫瘍で、腫瘍発生初期でも肝臓などに転移を起こしうる。本例の肝臓材料では血管肉腫の転移巣は確認されなかったが、今後は転移に十分な注意が必要である。
 肝臓の結節性過形成は犬に好発する。犬では年齢が重要な発生要因で、6~7歳の動物で見られるようになり、14歳以上の動物ではその70~100%で発生しているという報告がある。結節性過形成は臨床症状を発現せず、前癌病変であるという証拠はない。大きさは2mm~3mm程度で、多発することが多い。


ファンチャ

術後1週間(まだ抜糸もしていない状態)で予定していた家族旅行に行きました。



富士山

わんこ'sが大好きな子供らと、子供らが大好きなわんこ'sとの最後の旅行。



ファンチャ術後1週間

関東に住む、そうそう帰れない息子とファンチャとの別れになりました。



後悔しない程度には

「後悔しない程度には・・・」



コテージへ向かいます






ファンチャは術後3ヶ月、普段とそう変わり無く過ごしました。
そして8月が終わろうとしている時に逝ってしまいました。

2日前のファン
2012/08/26 am5:41

最後のお別れ
8/27 19:38








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血管肉腫という病気 cher 

【血管肉腫という病気】
 血管肉腫は血管内皮由来の悪性腫瘍です
 発生年齢の平均は犬猫ともに8歳~の高齢ですが、希に若い動物にもみられます
 犬の場合大型犬に多く,特にジャーマンシェパード、ゴールデンレトリーバーなどは
 最も発生の多い品種という報告があります。
 血管肉腫は3大悪性腫瘍と言われており、発見の如何では腫瘍の破裂から死を招きます
 犬と比較すると猫の発生は非常に少ないといわれています

・発生部位
 血管の集中している脾臓に最も多く発生します
 その他に右心房、皮膚、皮下組織、肝臓、肺、腎臓、口腔、筋、骨、膀胱、腹膜などの
 発生が確認されています
 脾臓には、血管肉腫、リンパ腫、あるいは平滑筋肉腫など様々な悪性腫瘍が発生します
 そのうち血管肉腫は臨床的に悪性血管内皮腫とも言われ、非常に転移率が高く
 脾臓の血管肉腫の摘出後の平均余命は1年以内であるとの報告もあり、
 特に肝臓に転移している症例は予後不良と言われています
 

・臨床症状
 脱力、腹部膨満、脈・呼吸数の増加、粘膜蒼、体重減少などが
 最も多く報告されていますが、小さな出血とその吸収を繰り返している場合は、
 脱力・虚脱と、その状態からの回復を繰り返すことがあるかもしれません
 最も急性の物では腫瘍の破裂や体腔への急激な出血に続く突然死でしょう
 

・診断
 診断は病歴、臨床症状、身体検査、X線写真、超音波検査などで進めて行き
 腫瘍の生検や切除による病理学的検査により確定します
 腫瘍部位の破裂や出血などが起きない限り通常の血液検査による発見は難しく
 貧血のための来院で発見される事も多くあります。
 

・治療
 犬でも猫でも外科手術が第一選択になります
 この場合可能な限り根治的な手術を行いますが、
 転移性のある腫瘍ですので、ほとんどの場合、術後の化学療法(抗がん剤)を
 考慮する必要があります
 その他に免疫細胞賦活物質などを使用した生物学的製剤を併用した研究もあります
 血管肉腫自体、有効な薬剤は無く、日本では許可されていない「サリドマイド」を
 個人輸入して治療にあたる獣医師もいますが、決定的な治療薬ではありません
 

・予後
 通常は皮膚以外にできる血管肉腫の予後は良くありません
 皮膚にできるものの中で、真皮を侵すタイプのものに限っては生存期間が長いという
 データがありますが、皮膚以外の発症については腫瘍化した部位を摘出しても
 再発率が非常に高く、術後の平均生存期間は2~6カ月とされています
                       (素晴らしき哉、人生!より転載)



歯茎からの突然の出血に驚いてシェールを病院に連れて行ったのが、2年前の5月21日。

cher

何らかの止血薬を処方して頂いたら簡単に止まると楽観して連れて行きました。
が、出血は止まらず。そのまま入院して様子を見ることに。
あくる日に迎えに行きました時には、彼女のICUケージは血の海。その血の海の中に彼女は力無く横たわっていました。そしてその日もそのまま入院。入院4日目に病院へ行く時にはもう覚悟をしていました。そしてその覚悟と一緒にサロンも併設していたその病院にお願いして、彼女を簡単にでいいから洗わせて頂けないかとお願いしようと病院へ向かいました。血だらけのままに彼女を逝かせることがあまりに切なかったからです。

そんな私を待っていたのはすっきりと綺麗に洗われたシェールでした。丁度その時の当直の看護士さんが今もずっとお世話になっている、カフェのリハビリ担当の看護士さんで、当直明けに洗って下さっていたのです。何とか落ち着いて、さらさらに綺麗になったシェールが私と一緒に帰ろうと待っていました。


cher

この日、連れて一緒に帰宅できることに感謝して病院を後にしました。


cher

病理組織診断の結果が出たのは6/9。


病理組織診断の結果 診断名 hemangiosarcoma 血管肉腫
組織所見など
 送付された材料の大部分では出血と壊死が顕著であった。その表面では細菌塊が付着しており、好中球やリンパ球が比較的多数浸潤していた。部分的に粘膜上皮直下に異型を示す不整形~紡錘形細胞がスリットとやや拡張した血管腔を形成しつつ増殖しており、内腔には赤血球が貯留していた。

 犬の口腔内腫瘍では悪性黒色腫の発生が最も多く、次いで扁平上皮癌の発生が多いが、他の腫瘍の発生もある。本例では出血壊死が広範囲に認められ確定には至らないが、血管肉腫の可能性が最も高い。一般的に血管肉腫は局所で強い浸潤性を示して増殖し、不完全切除になりやすい。本例でも病巣が増大する可能性を否定できず、注意が必要である。


cher
2011/07/6 am5:51

闘病2ヶ月。彼女の歯茎からの出血は止まることは無く、そして次第に鼻腔からも出血する様になり、7/23日の朝に逝ってしまいました。





『シェーちゃんは昨日からもう何にも食べてくれません。今朝は、こぎ母親の散歩から私が帰るのを、お首を持ち上げて待ってくれました。それで庭に抱えて出してあげたら、よろよろと自分でちーをしました。あんまり賢くて、よい子で涙がでます。出血の量も増えています。お口で「は、あっ。は、あっ」としんどそうな息づかいです。
もうすぐなんだろうな。と刹那すぎる朝です。

カフェさんは毛の少ないお腹を散歩時に虫に刺されたのか、ぷっくり腫らしていたので、足を洗うついでにお水で洗ったのが悪かったのか、シェーちゃんを見ている間に下痢ぴー。
そんな朝です。』

シェーちゃんの息づかいの様子など見ながら、彼女の傍らで打ったメールです。最後に舌を少し動かして、そして逝きました。
ちゃんと母さんの仕事休みの日に、ちゃんとあんまり横にいてやれない母が横にいる時に逝きました。
いい子過ぎて刹那すぎます。
そんな最後でした。
 

いつもの看護師さんにこんなメールを打っていました。 



夕日

ファンチャの脾臓手術も昨年の5月のことでした。





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